92話 部屋=ココロ
【使ったら片付ける】
子供の頃、使ったものは片づけなさい!と親から言われてませんでしたか?
今日はそんな話です。
職場には身の回りが整理整頓されている人と、そうでない人がいます。
Yさんは、上司から求められた資料を即座に引き出しや書類棚から取り出して提示するため、周囲から信頼を得ています。一方、Tさんは、資料を探すことに時間を費やしてしまうため、なかなか仕事を頼まれません。
Yさんのデスクは、書類が整然と片づけられ、文具も必要最低限の物が置き場所を決めて配置されています。一方、Tさんのデスクは書類が山積みになり、文具も同じ物がいくつもあり、雑然としています。
年齢も能力もそれほど違わない二人の大きな違いは、仕事が終わった際に、使ったものをその場で片づけるか、そのままに放置してしまうかです。
職場では、その時その場で片づければ、数秒で済むことがほとんどです。その数秒を疎かにすることで、物を探す時間も積み上がっていきます。
たった数秒の後始末を疎かにせず、一つひとつの仕事にけじめをつけてから、次の仕事に取り組みたい。
さて結果は?
習慣クリア!
子どもの頃、私は「使ったものは片づけなさい」とよく注意されていました。大人になるとそういう当たり前のことを言われなくなります。当時は「なんなんだよー」と思いながら過ごしていましたが、ちゃんと理由がありますね。
つい2〜3日前にデスク周りを整理したところに今日の習慣がやってまいりました。
整理整頓をすることで、探し物が減る。無駄な出費・買い物がなくなる。空気が綺麗になり、健康に良い。作業・仕事に集中しやすくなる。など、物理的なメリットが注目されますが、むしろ掃除や整理整頓には心理的な影響が大きいと感じます。
部屋=ココロ
とも言えるのではないでしょうか?
部屋の整理は心の整理。
悩み事やうまくいかないと感じている方はひとまずそれらを置いておいて部屋を片付けてみてはいかがでしょうか?今日も一日お疲れ様でした!
