147話 人は鏡
【長所を発見する】
人の短所に気づくよりも、人の長所を発見する方が難しいといわれています。
長所を発見するということで、相手から慕われ、愛され、尊敬される人になります。
Nさんは、何度、仕事をお願いされても、仕事の仕上がりが遅いのです。依頼をした上司のTさんは、「何で皆と同じように、もっと早く仕事ができないんだ。もう君に仕事の依頼はしたくないよ」と思いがけず言ってしまったのです。
しかし、何も言えずにいたNさんの姿を見ているうちにハッと我に返ったTさん。社内で使用されている「ありがとうカード」の存在を思い出しました。
それは、同僚に対して、日頃なかなか伝えられない感謝の思いをカードに書き、間接的に伝えるもので、お互いの美点を発見しようという社内活動でした。
Tさんは、Nさんの美点を考えてみたところ、仕事が遅いということは、言い換えれば仕事を慎重かつ丁寧に行なっているところということだと気が付いたのです。
Nさんの長所を発見し、尊重しようという心が芽生えたTさんでした。
さて結果は?
習慣×。。。
人は鏡。万象はわが師
人間のコミュニケーションには、「言語的コミュニケーション」と「非言語的コミュニケーション」があります。言語と非言語とで、相異なるメッセージが発せられたとき、相手は非言語的メッセージを優先して受け取る傾向があることが、心理学の実験からわかっているそうです。
つまり、あなたの苦手な人に体裁を整えて「いつも、ありがとうございます」と言ったところで、あなたの雰囲気や態度から、あなたの「苦手」はまんまと見抜かれているということです。
人間は、好意に対して好意を返します。しかし、その逆も真なり。人間は、悪意に対して悪意を返す傾向があります。「嫌だな」という感情に対しては「嫌だな」という感情を返します。
つまり、相手は文字や非言語的なサインを無意識に察知し、あなたに対する態度をより冷たい、あるいは厳しいものにしていくということになります。
それでは、仕事は楽しくないし、モチベーションも上がりません。あなたは、ついにはその相手を嫌いになり、相手もあなたを嫌いになり。人間関係は悪化して深刻な状態へと進行するでしょう。
初めは些細な気持ちかもしれませんが、「嫌だなという気持ち」の連鎖で、最悪の人間関係ができあがる。それが、うまくいかない人間関係の正体だそうです。
僕自身、これまで相手にそのような態度をとってしまうことがありましたし、取られた事もありました。でもそれは自分の起こした事ですので、自分を見つめ直すきっかけにもなりました。
大切にしたい人は大切にする。笑ってほしい人には笑いかける。まだまだできていませんが、そんな人間で在りたい。
今起きているすべての事は自分にとって、過去のからの因果であり、心癖を正す試練であり、未来へのチャレンジを毎日積み重ねていきたいと感じた1日でした!今日も一日お疲れ様でした!
おまけ↓押してみて😎
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