155話 そうじ!
【清掃に心を込める】
Mさんが住んでいる町では、例年7月下旬に花火大会が行なわれています。夏休みに入ったばかりの時期ということで、花火大会には多くの人が参加します。
同時に、花火大会が終わると、会場周辺にはゴミが散乱しています。
そのため、翌朝、様々な団体が朝早くから集まり、花火大会が行なわれた市内の河川敷を清掃することが、見慣れた光景となっているといいます。Mさんが、小学生になる息子を連れて初めて清掃活動に参加したときのことです。
河川敷には、空き缶や紙ゴミ、ビニールシートなど、たくさんのゴミが残されていました。Mさんと息子はゴミの量に圧倒されながら清掃活動を始めました。
ゴミを分別しながらの作業でしたが、自分たちが持っているビニール袋は、30分ぐらいの時間で、5袋が満杯になりました。
ほかの人たちの様子を見てみると、同様にゴミ袋を手に持っている人が多く、一所懸命に作業していたことがわかりました。Mさん親子は、少しずつ綺麗になる町同様に、心が清らかになっていくように感じたのでした。
さて結果は?
習慣クリアを目指す!
地域の清掃もそうですが、まずは身近なところから!ということで今日は部屋を綺麗にいたしました。
私生活において自分の部屋の整理はなぜ心がスッキリするのか?
例えば仕事の机の上に物があるということは、それだけ仕事が終わっていないことを示しているようなものです。それを眺めていれば、脳にストレスをかけ続けることになります。
きれいに片づけることに意味があるのではなく、目の前に未決の仕事を置かないことに意味があるのです。
仕事を片づけると、セロトニンが増えて、脳は安心感を取り戻します。これによって余分なストレスが解消されていくようです。
それは、片づけや掃除によって気分がすっきりするのは、きれいになったこととともに、未決なことがなくなったという安心感が、快感となるためです。
今やるか3日後にやるか、ということを考えると?今やった方が【断然】いいです。
家の中にいろいろなものがあって、いつ捨てようか、誰にあげようかなどと考えていると、それだけストレスを増やすことになります。
思い出してみていただきたいのです。
ホテルに泊まると気持ちがいいのは、余分な物がないからです。もちろん、空間的なデザインがいいとか、すてきなインテリアがあることも影響するでしょうが、それ以上に余計な物がないことに、意味がある。私はそう思います。自分の周りのことができたら、地域の清掃もチャレンジしよう!今日も一日お疲れ様でした!
