168話 メタ認知力
【身だしなみを整える】
クールビズは、平成十七年に政府による地球温暖化対策としてスタートしました。平成二十四年には、「スーパークールビズ」として、職場でのポロシャツ着用なども推奨され、その取り組みが強化されました。
また、自由な服装での出勤を認める「カジュアルデー」を設けている企業もあるなど、服装の許容範囲は年々広がりをみせています。
夏場の服装は、カジュアルになりすぎると、だらしない印象を与えてしまいます。そうした服装の乱れから、相手が不快に感じてしまうこともあります。
ビジネスマナーとして身嗜みを整える際、次のことに気をつけましょう。襟元、シワ、ヨレ、露出度、そして最後は清潔感です。
辞書によると身嗜みとは、「頭髪や服装を整え、言葉や態度をきちんとして人に不快な感じを与えないようにする日常の心がけ」とあります。
職場に限らず、社会で生活をしていくためには、必ず相手が存在します。身嗜みは心の表れでもあります。他人を不快にさせない服装を心がけましょう。
さて結果は?
習慣クリア!
昔、社会人になりたての頃このようなマナーの教育を受けました。懐かしいです。
身だしなみとおしゃれの違いはなんですか?
身だしなみは客観的な視点で整える容姿、おしゃれは主観的な視点で楽しむ容姿。
主観と客観の視点を持つ事は、容姿にとどまらず、人付き合いや仕事の出来など様々なものに応用できます。
今風に言うと【メタ認知】とでもいいましょうか?メタ認知とは?
「自分の認知活動を客観的にとらえる、つまり、自らの認知(考える・感じる・記憶する・判断するなど)を認知すること」
自分自身を超越した場所から客観的に見ることに加えて、自分自身をコントロールでき、冷静な判断や行動ができる能力までを含めて、メタ認知能力と呼ばれています。
メタ認知とは、アメリカの心理学者ジョン・H・フラベル氏が定義した心理学用語です。
身だしなみを整えることは【メタ認知力】を高めるトレーニングに使えます。もしかしたらあなたの今の仕事が劇的に進歩するかもしれませんね!今日も一日お疲れ様でした!
