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180話 人生は塗り絵、か

【今を頑張る】


定年退職を迎えたU氏は、夏の日差しに照らされる社屋を見上げながら、勤めていた会社での日々に思いを馳せていました。



若い頃、風景画家を志していたU氏は将来を考え、この会社に就職しました。仕事に励む傍ら、夢を諦めきれず、何度も退職を考えたそうです。



その悩みを父に打ち明けたところ、「本気で夢を追いたいのなら止めるつもりはない。だが、手を差し伸べてくれた今の会社に恩を返してからにしなさい」と諭されました。



父の言葉通り、会社への恩返しができたら退職し、もう一度画家を目指そうと考えたというU氏は、「勤めれば勤めるほどに多くの恩を感じ、返しきれないまま、今日という日を迎えました」と笑顔で述べます。



人生の岐路を振り返り、「現時点ではまだ、絵描きの夢は叶っていないけれど、恩返しのためにこの会社で働くと決めたことは、私の人生にとって最高の選択でした」と社屋に一礼するU氏の表情は、喜びと誇りに満ちていました。



さて今日の学びは?



この話を聞いて感じた事。



それは、結果は他人のものではなく、自分だけの財産だという事。


もし仮に風景画家になっていても、きっと同じ感情になっていたんではないかと思います。




最近つくづく思うんです。


うまくいった結果、いかなかった結果、成功や挫折、絶望に苦悩、どんな環境に置かれても自分の心が結果をさまざまな色に染めるだけだと。



失敗ってなんなんでしょうか?



人から見たらそれは失敗かもしれない事も本人は「とてつもなくいい勉強になった」と捉えることもできます。



自分の人生に色を塗れるのは、自分だけです。何色にするかはその人の心の在り方。



私はいい色で、温かくて、爽やかで、心地の良い色にしたいです。


だから倫理法人会で倫理を学んでいます。眠い目を擦りながら、あさ6:30からモーニングセミナーに参加して、日々を気持ちよく生きるためのヒントを探しています。自分の人生にいい色を塗るため。



U氏はきっと自分の心で、素敵な色を塗ってきたんだなぁ。



今日も一日お疲れ様でした!





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