106話 国民皆歯科健診
更新日:2022年6月5日
【健康はお口から】
6月4日から10日まで
「歯と口の健康週間」です。
今日はそんな口腔についてのお話。
歯は、体の中で1番硬い器官で、食べ物を細かく砕く働きをします。
〜歯の種類〜
切歯(せっし)
犬歯(けんし)
小臼歯(しょうきゅうし)
大臼歯(だいきゅうし)
の4種類があり、それぞれが異なった役割を持っています。
そのほか口の中には、
耳下腺(じかせん)
顎下腺(がっかせん)
舌下腺(ぜつかせん)
という3つの大きな唾液腺(だえきせん)と部位により5つの小さな唾液腺があり、1日に約1リットル〜1.5リットルの唾液が分泌されるといわれており、炭水化物を分解する消化酵素であるアミラーゼが含まれています。
そのため、噛めば噛むほど唾液が分泌され、食べ物がより細かく砕かれることによって消化を助け、胃の負担を軽減することができます。
さらに、舌は食べ物と唾液を混ぜ合わせたり、味を感じる役目を持っています。
このように、歯と口には多くの重要な機能が備わっています。食べ物をよく噛んで食べ、清潔な口腔を保つ習慣をつけよう!
さて結果は?
習慣クリア!
普段何気なく習慣になっている歯磨きですが、掘り下げて調べてみるとその大切さがよくわかりました。
この話に付随して、政府は歯周病などの病気を悪化前に見つけ、1人あたりの生涯医療費を抑える目的のため、経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)案で、国民に毎年の歯科健診を義務付ける「国民皆歯科健診」制度の検討を明記したそうです。
これからより歯の健康は注目されていくでしょう。歯の病気は気づかず放置することで悪化し、抜歯や歯周病などにつながりやすくなりますし、日々の食事にも影響します。
特に高齢者は口腔以外の身体の衰えや糖尿病などの疾患にもつながると懸念されているそうですから、今後定期健診や一人ひとりの口腔ケアの意識を高めることで、健康寿命を伸ばす一旦になればいいなと感じました。今日も一日お疲れ様でした!
