199話 生誕祭と誕生祭は何が違うの?
【古代ギリシャまで遡る】
誰にでも「誕生日」があり、今日では誕生日を祝う風習が根づいています。その起源は古く、神の生誕を祝福した古代ギリシア時代にまで遡ります。
個人の誕生日を祝うようになったのは、15世紀で、子供の誕生会を宗教的の意味合いから催しました。やがて世界中に広まり、意味合いも変化していきました。
日本では、昭和24年に「年齢のとなえ方に関する法律」が制定されて以降、満年齢表記が通常化し、個人の誕生日が認知されるようになりました。
それ以前は、年齢を数える際、「満」ではなく「数え年」を用いたため、元旦に皆一斉に年を重ねたので、個人の誕生日はあまり意識されませんでした。
子供の頃の「誕生日」は、誕生を祝ってもらう日で良いのかもしれません。
しかし、成人以降は、自分を生み育ててくれた人や、自分を支えてくれる人に感謝する「大人の誕生日」を迎えてみてはいかがでしょう。
感謝する心は、協調性や働く気力を生み、自分や周囲を豊かにします。他者から祝ってもらうだけでは終わらせず、周囲への感謝の日としたいものです。
さて今日の実践は?
今日は誕生日ではありませんが、この世に生を受けた喜びやここまでの成長を振り返ります。
ところで、世間一般に「生誕祭」や「誕生祭」という言葉が使われています。
違いは何なんでしょうか?
生誕祭は、「人が産まれたことを祝うこと」基本的に人のみに使われる言葉で、亡くなった人に対しても使われます。
一方、誕生祭は、「現在生きている人の誕生日を祝うこと」誕生祭は人だけでなく、企業や動物、キャラクターなどを対象に、幅広く使われます。
どちらも生まれてきた事を祝う意味では同じですが、生誕という言葉が心に響きました。
生誕・誕生の日でもない限り、自分が生まれた事を振り返るタイミングはそうそうありません。
そんな日だからこそ、昔のものを見返すことでここまでの軌跡を実感でき、この世に生を受けた喜びやここまでの成長を実感できるのではないでしょうか?
良くも悪くも人生に関わってくれた全ての人がいてくれたからこそ今の自分が存在している事に感謝の念が生まれた1日でした!
いよいよ明日で200話になります。
長いようで短い?短いようで長い?
どちらなのかわかりませんが、これからも日記を書き続けていこうと思います。
今日も一日お疲れ様でした!
〜おまけ〜