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163話 これだけすれば記憶力アップ

【記憶の仕方】


私たちは、物事の特徴を記憶する際に、言葉にして覚えることがあります。しかし、そうすることで間違った認識を持ってしまうこともあるようです。



名古屋大学の研究グループは、人の顔は、いったん覚えた後で「目が大きい」などその特徴を言葉にすると、記憶を誤って思い出してしまうことを世界で初めて発表しました。



これは、顔の特徴を主観で記憶し、言語化する際に記憶にある類似した別のものを当てはめてしまい、認識を歪めてしまうことが原因として挙げられます。



私たちの仕事においても、手順を覚えたり、技術を習得する際にメモを取ったり声に出してみたりするなど、言葉で覚える方法があります。



それ以外にも、実際に行動に移してみたり、相手の動作を見てやってみたりする方が、記憶に残しやすいという人もいるでしょう。



物事を覚える方法は言語化だけではありません。視覚や感覚で覚えるなど、五感全体で自分に合った記憶の方法を探してみてはいかがでしょうか。



さて結果は?

習慣クリア!



記憶にはテクニックがあるのをご存知ですか?まず記憶をいくつかの種類に分類すると以下の通りになります。



①感覚記憶

五感で手に入れた情報の記憶のことです。大体の感覚記憶は1〜4秒で忘れてしまうと言われています。


例えば、出勤で会社に行く時に、たくさんの人や車・建物などが目に入ります。すれ違った人の顔を覚えている人は少ないのではないのは感覚記憶だからです。



②短期記憶

感覚記憶よりは長く覚えていられる記憶のこと。例えば、初対面の人と会った時には、最初に自己紹介をします。名前を聞いてすぐは覚えていても、すぐに忘れてしまうので、1ヶ月後に会った時には、「あれ、名前が出てこない、、、」となってしまいます。


忘れていると勘違いされがちですが、短期記憶は完全に脳から消去されてはいません。



③長期記憶

短期記憶は、しまっておいた情報の場所が分からなくなってしまうのですが、長期記憶はいつでも取り出せる状態になっている記憶です。

例えば、自宅にある、お風呂の場所や、トイレの場所を忘れることはありません。




そんな記憶の仕組みとは?

記憶には「海馬」という脳の部位が重要な役割をしてくれています。海馬の働きをカンタンに言えば、「記憶の整理をする」ことです。


短期記憶と長期記憶にする情報を分けてくれているのが海馬なのです。




長期記憶にしやすい時間は?

東京大学の深田 吉孝(生物科学専攻 教授)と、清水 貴美子(生物科学専攻 助教)の研究によると、「活動を始めたときが一番長期記憶になりやすい」つまり、長期記憶をしたいことがある場合には、活動を始める午前中などにやってしまった方がいいということです。



できれば記憶は長期で持っておきたいものですね!実は長期記憶にしやすくするテクニックげ存在するのです!



長期記憶のテクニック

①エピソード記憶にする

さきほどの海馬が長期記憶にするかを決めるポイントには、「感情が入っている情報かどうか」というものがあります。


感情が混ざっている記憶は海馬が大切だと判断して、 長期記憶として残りますので、もし覚えておきたいことがあったら、そのときの感情を一緒に記憶しておくと忘れにくくなります。


もし仮に感情とセットにするのが難しい時は、好きな音楽を聴いて、その歌から感じたことを一緒に記憶すると効果的なのです。



②場所法

メモリーアスリートの9割以上が使っているのが、この「場所法」というテクニックです。


人間にとって「場所」は、忘れる方が難しいということが、ノーベル賞を受賞した研究によって、すでに分かっているのです。


例えば、初対面の方とカフェで会ったら、そのカフェと相手の名前をセットにして記憶してください。次に会った時には、カフェのことを思い出せば、名前も一緒に思い出すことができます。



③メモの活用

少し話は逸れますが、これが一番手っ取り早い方法です。


当然ですが、メモをしておけば、その紙をなくさない限り、ずっと情報が残り続けます。ちょっとしたことでも、すぐにメモをする癖をつければ、記憶術に頼らなくてもカンタンに長期記憶をすることができます。




私は五感を使った感覚記憶を感情を入れてエピソード記憶にしておきたいです。目に入る景色、香り、音、そこにまつわる感情。


どんなに時が経ってもこれはら思い出として残り続けるから。論理的に記憶のことを調べて感情論に辿り着く。やはり人はココロの生き物なんだと感じた1日でした。今日も一日お疲れ様でした!

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